Rebuild myself

13年くらい温めてきた過食嘔吐と向き合っています。

だから私は吉原を辞めた。

コロナがなかったら、

まだ続けていたかもしれないなと思う。

 

辞めたのは、暇だったからではない。

 

「案外やれるじゃん。」

 

そう思えたからだ。

 

コロナが流行り始めて、4月には

出勤をやめた。

 

そのとき、私はすでに

昼職を始めていた訳だけれど、

 

昼職がリモートワークになり、

最初こそ、コロナなんて関係ないじゃんと

思っていたけれど、

職場でも、お客さんからも、

コロナへの危機意識を感じる中で

無理矢理出勤する必要もないよなぁと

そう思い、私は休業することにした。

 

結果的に3ヶ月間休業したが、

最終的には楽しんでいたように思う。

 

仕事もリモートで、吉原にも出なくなり

4、5、6月はほとんど家にいる生活になった。

 

それまでの私は週5で出社して

週1は吉原に出ていたし、

休日も外出していることが多かったので

家でゆっくり過ごすことがなかった。

 

自宅にお金をかける必要性を感じなかったので

3年半ほどはシェアハウスで暮らしていたほどだ。

 

それが強制的に自宅に篭ることになり

家の環境を意識し始めた。

整えていく中で、ここが自分の家なんだという感覚が湧いてくる。

 

食事も、初めはコンビニやウーバーイーツを利用していたが、毎日となると流石に飽きてくる。

自炊を始めた。

スーパーであれこれ考えながら食材を買い、

キッチンに立っていると

自分の手際が案外いいことに気づくし

片付けながら効率よく料理を進められたり

盛り付けにこだわったりする自分を知ることができた。

 

片付けや掃除もこまめにする。

9時の始業でも5時に起きてウォーキングに行く。

などなど

ルーズでどうしようもないと思っていた自分が

想像以上にできるやつじゃないのか?と

思い始めた。

 

“ひとりぼっちが寂しくて

常に外出していないと落ち着かなくて

家は散らかっていて

自分を律することができない

ダメな人間”

 

文字にしてみると散々だな。笑

 

認識と現状に嬉しいズレがあることに気づき始めると、日々が楽しくなりだした。

 

「1人でいれるじゃん。

仕事も出来るじゃん。

お金もいらないじゃん。

やりたいことも、どんどん出てくるじゃん。

普通に人間やれんじゃん。」

 

そう思った次には

 

「今年いっぱいでお店辞めよう。」

 

そんな言葉を発した自分が居た。

 

 

 

続きます