Rebuild myself

13年くらい温めてきた過食嘔吐と向き合っています。

こわいオンナ

久しぶりに美術館へ。

藤田嗣治展に行って来ました


アートが好き、とか
音楽が好き、とか


日頃から言っている私ですが


知識はありません。w


今回も、
ほぼ前情報のないまま行って来ましたよー。


有名だという裸婦像は


怖かった。


違和感をかんじました。


生きていない。
無機質な、
石膏像のような、女性たち。


真っ黒に塗られた目は
なにも映していない。


こわい。


怖いくらいに、美しいなと
感じました。


陶器のような質感の
透明感のある肌がそう感じさせるのか。


人間味、生気、欲望
そういった類いのものを
すべてそぎおとし


人間ではなく「物」として


女性のもつうつくしさだけに
焦点を当てて描かれているのかなと
感じました。


晩年に時代が進むにつれて
どんどんそんな美しさが
優しさを感じさせるものに変わっていく変化は


作家の人間味が感じられて
また面白かったなぁ。


見たいものを、
良いと思うものを、画家は描こうと努める。


それは、写真にはない価値をもつ。


絵画って、いいですよね