Rebuild myself

13年くらい温めてきた過食嘔吐と向き合っています。

アドバイスに対する拒否反応について

「もっとこうした方がいいよ」

といわれたことに対して、拒否反応を示してしまい、素直に受け入れられない。

どうすれば良いか?

 

その言葉には、主語がある。

相手「(あなたは)こうした方がいいよ。」

と言われたら、言われた方は

 

相手からジャッジされた、

自分の状態を決めつけられたと捉え、

反感を感じる。

今の自分はダメだと言われていると感じ、

アドバイスを、助言ではなく、否定であると認識する。

だから受け入れられないし、拒絶反応が起こる。

 

そしてそれは、人間であれば誰しもそうであり、健康な心の動きである。

 

もし、

相手「(私なら)こうするよ」

と言われたらどうだろう。

 

言われた方は、

 

「ありがたい」

 

と思えるのではないだろうか?

 

それは、

「今のあなたのやり方は、それで良い。

ただ、こういうやり方もあるよ」

と言うことを伝えることができる伝え方だからだ。

 

一度自らのやり方を認めてもらえたことで、

自分とは異なる意見をすんなり受け入れることができるようになる。

 

なので、もしアドバイスを受け入れられるようにしたいのであれば、

 

相手「(あなたは)こうした方がいいよ。」

と言われたとしても、自分の中で

 

「ああ、この人はこうするんだな、」

 

と勝手に変換すればいい。

 

変換することで、冷静に判断できるようになる。

あとは必要に応じて取り入れるかどうかを決めれば良い。

 

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診察終わりに駅へ向かう途中、

彼との関係性について思い返していた。

 

「それではダメだと思う。もっとこうした方がいい」と言うのは、私が何かに取り組んでいることを伝えると、いつも彼が言うことだ。

 

ゴルフに一緒に行けなくなった時も、

「もっとこうした方がいい」と

ずっとアドバイスをしてくれていた

 

ダイエットや試験勉強や摂食障害や仕事について、彼に話をするといつも

「もっとこうした方がいい」と言われるから

話さなくなった。

 

否定されていると感じるけれど

否定じゃない、私のためを思って言ってくれているのだと

自分に言い聞かせて、言われたことを受け入れようと、内側でものすごく努力をしていた。

しかし、否定されたことへの拒否反応の力は強くて、受け入れようとする抑止力と、拒否反応とでものすごく大きな葛藤が

彼と話すといつも起きていた。

 

それが辛いと

避けていたら

話せることが限られていった。

 

一緒にいても、出来ることが、

限られていった。

 

嫌いになったわけじゃないけど

一緒にいれないと思った。

 

だから別れた方がいいんじゃないかと

考えて、伝えた。

 

だけど別れなかった。

本当は、別れたくなかった。

 

別れたかったのではなくて

普通に会話をしたかった。

普通に2人で過ごす時間を楽しみたかった。

楽しい気持ち、美味しい感覚、辛いこと、悲しいこと、苦しいことも

分かち合いたかった。共感したかった。

 

それができないことは

一緒にいても

孤独だと感じた。

 

それは辛いことだった。

だから、どうせ辛いなら

別れた方がいいんじゃないかって

そう思っていた。

 

アドバイスを受け入れようと言う姿勢は

自分を変えたい、変わりたいという意思の表れで、間違いなく真の私の意思です。

 

摂食障害の部分も

健康な部分も

アプローチは違えど

変わりたいと言うことに向かって

私を行動させています。

 

だから、アドバイスも受け入れたいと思ったけど、意思を通すために本能を抑え込もうとしていた。

そのやり方が間違っていた。

それはつまり、自分を傷つけることだった。

感情を感じなくすることで、本能に抗おうとしていた。

 

感情は事実である。

事象に対する心の反応だからだ。

 

反応は意志の力でコントロールするものではない。

 

反応の受け止め方を変える。

これは感情のコントロールではなく

行動のコントロールをするための方法だ。

感情の扱い方を練習してみよう。そのために、

まずは感情を感じられるように

抑え込む癖に気付くことから、始めてみよう。

感情に気付いて、それを受け止める。

行動を変えるのは、押さえ込む力が弱まったあと。

今はまだ、その時じゃないのかもしれないと思った。